1. 時系列・活動の軌跡
- 2023年(令和5年): 長年取り組んできた「泉南アスベスト問題」において、被害者の実態調査や建材メーカーへの責任追及、国への要望を継続して市に求めました。また、非正規雇用である「会計年度任用職員」の給与引き上げに賛成し、処遇改善を訴えるとともに、子どもの医療費助成が18歳まで拡充されたことを高く評価し、さらなる子育て支援を推進しました。
- 2024年(令和6年): 物価高騰で苦しむ市民の暮らしを守るため、「国民健康保険料」の引き上げに強く反対し、特に子どもの均等割(加入者全員にかかる定額の保険料)の廃止を求めました。また、市内で発生した中学生の自死事案について、市長直轄の第三者委員会の報告書を重く受け止め、遺族の心情に寄り添った真相究明と、再発防止に向けた「子どもの権利救済委員会」の早期設置を強く求めました。
- 2025年(令和7年): 災害に強いまちづくりに向け、大雨等で崩落の危険がある「ため池(狐池など)」の安全対策を、市民の命を守る最優先課題として市にスピーディーな対応を要求しました。さらに、高齢者や交通弱者の移動を支えるため、「さわやかバス(コミュニティバス)」の充実や、AIを活用した「オンデマンド交通(予約制の乗合運送サービス)」の実証実験を評価し、本格導入に向けた市民の意見聴取を提案しました。
2. 3つの重点テーマ
① 市民の命と暮らしを守る社会保障の充実
物価高騰や年金の引き下げなどで市民生活が厳しい中、税金は「富めるところに集中して社会的に再分配するべき」という信念のもと、高齢者や低所得者の負担軽減に注力しています。高すぎる国民健康保険料や後期高齢者医療保険料の値上げに反対し、給食費の無償化や、高齢者向けの補聴器購入費助成など、「市民生活を直接応援する予算」の編成を強く主張しています。
② 子どもの権利と安全な教育環境の確保
中学生の痛ましい自死事案を受け、学校や教育委員会に厳しい目を向けつつ、再発防止策と子どもの権利を守る独立した機関の運営を監視しています。また、長年の課題である学校施設の老朽化(雨漏りや外壁の劣化など)や、体育館へのエアコン(空調設備)設置について、「財政難を理由に子どもたちにツケを回してはならない」と、前倒しでの整備を継続して訴えています。
③ 防災・減災対策と持続可能なインフラ整備
大型公共事業(信達樽井線の道路建設や、りんくうタウンでのホテル誘致など)には「不要不急である」として厳しく反対する一方、市民の身近な安全に関わるインフラ整備(危険なため池の改修、生活道路の整備、歩道のバリアフリー化など)には予算を重点的に配分するよう求めています。また、過去の公害である「泉南アスベスト問題」を風化させず、隠れた被害者の掘り起こしや救済を市の責任として行うよう推進しています。
3. 発言スタイルの特徴
大森議員の質疑は、「弱者の立場に立った徹底的な現場主義」と「是々非々の明確な態度」が特徴です。
予算や決算の審議では、「この事業が本当に市民のためになっているのか」を問い、市民負担が増える議案(保険料の値上げやマイナンバーカードの利用拡大など)には、具体的な生活への影響やデータを示して堂々と反対討論を行います。一方で、市民生活の向上につながる施策(医療費助成の拡充や、非正規職員の待遇改善など)には素直に評価し賛成するなど、是々非々の姿勢を貫いています。理事者(市長や市職員)に対しては、市民の不安や怒りを代弁し、時に厳しく迫りながらも、具体的な解決策を求めるスタイルです。
4. 市民生活に関わる具体的な提案
- 国民健康保険料の引き下げと均等割の廃止
所得の約2割を占めることもある高額な国民健康保険料について、「払いたくても払えない金額になっている」と指摘し、国や府の補助を活用した保険料の引き下げや、子どもにかかる「均等割」の廃止を求めています。 - 学校老朽化対策の前倒しと給食費の無償化
教育予算を優先し、雨漏りする学校施設の修繕や体育館へのエアコン設置を急ぐこと、そして子育て世帯の経済的負担を減らすため、小中学校の給食費の完全無償化を提案しています。 - 危険な「ため池」等の迅速な防災対策
大雨などで護岸が崩落し、周辺の住宅に危険が及んでいる「ため池」について、所有者や責任の所在で議論を長引かせるのではなく、「まずは市民の命を守るために土砂が流れない応急処置を市が主導して行うべき」と、現場の切実な声に基づく迅速な対応を提案しています。 - コミュニティバスとオンデマンド交通の拡充
買い物難民や交通弱者を救うため、現在の「さわやかバス」のダイヤやルートの市民要望を取り入れた見直しとともに、スマートフォン等で予約して乗れる「オンデマンド交通」の本格導入に向けて、広く市民の意見を聴く場(ワークショップ等)の開催を求めています。
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