1. 時系列・活動の軌跡
- 2023年(令和5年): 代表質問において、同和行政基本方針や人権教育の推進プランの早期改定を強く要求しました。また、介護認定調査におけるAI(人工知能)の活用による業務効率化や、ヤングケアラーなど学習環境が厳しい子どもたちへの支援拡充を訴えました。
- 2024年(令和6年): ネット上の差別的書き込み(人権侵害)に対し、個人での対応には限界があるとして、行政が主体となって監視し、削除要請を行う仕組みづくりを提案。あわせて、市の「人権尊重のまちづくり条例」にネット差別への対応を盛り込むよう求めました。
- 2025年(令和7年): 市役所の組織再編(機構改革)の成果と課題の検証や、職員の退職者増加を受けた「定員管理計画」の早急な見直しを厳しく追及しました。さらに、職員を守るための「カスタマーハラスメント(カスハラ)条例」の制定を提案するなど、組織の立て直しに注力しています。
2. 3つの重点テーマ
① 人権問題の解決と条例のアップデート
ネット上の誹謗中傷や差別的書き込み、外国にルーツのある市民への支援など、現代の多様化する人権課題に対応するため、各種基本方針の早期改定を市に求めています。また、高齢者や障害者など、誰もが地域で安心して暮らせる社会を目指す取り組みを継続して推進しています。
② 組織の適正化と職員の働き方改革
市民サービスを維持し、向上させるためには、まず「市役所組織の足腰」を強くする必要があると考えています。組織再編のメリット・デメリットの冷静な分析や、業務量調査の実施、さらには職員を理不尽なクレームから守る仕組みづくりなど、「働きやすい職場環境の整備」に正面から向き合っています。
③ 誰一人取り残さない教育と子育て支援
泉南市独自の「子どもの権利条例」の理念に基づき、子どもたちの声を直接聞くことの重要性を訴えています。親の通訳や家族の介護を日常的に行う「ヤングケアラー」や、経済的な理由で塾に行けない子どもたちへの学習支援の拡充、また、小中学校の再編計画における市民への丁寧な説明を求めています。
3. 発言スタイルの特徴
河部議員の質疑は、市の計画や条例が「絵に描いた餅」にならないよう、その進捗や実態を厳しくチェックする「追跡・検証型」のスタイルが特徴です。
「以前の答弁ではこうだったが、現在はどうなっているのか」「方針を立てるだけでなく、客観的な実態調査に基づいているのか」と、論理的に行政の責任と実行力を問いただします。感情論に流されず、過去の経緯を踏まえた上で、着実な前進を求める姿勢を貫いています。
4. 市民生活に関わる具体的な提案
- ネット差別に対応する「モニタリングと条例改正」
インターネット上の誹謗中傷や差別的な書き込みについて、行政が主体となってパトロール(モニタリング)を行い、プラットフォーム事業者等に削除要請を行う仕組みの構築と、それに対応した条例改正を提案しています。 - 職員を守る「カスタマーハラスメント(カスハラ)条例」の制定
窓口や電話での悪質なクレームや暴言(カスハラ)によって職員が疲弊し、休職や退職に追い込まれる事態を防ぐため、他市の先進事例も踏まえ、市として職員を守るための明確なルール(条例)を制定するよう求めています。 - AIを活用した「介護認定調査システム」の導入
高齢化に伴い介護認定の申請が増加し、調査員の負担や認定までの期間が長期化している問題に対し、タブレット端末とAIを活用して聞き取り内容の矛盾をチェックし、事務作業を効率化するシステムの導入を後押ししています。 - 外国にルーツのある子どもやヤングケアラーへの「学習支援」
親の代わりに通訳をしたり、家事や家族の世話を行っている子どもたちが、学習の機会を奪われることがないよう、NPO等が運営する「子ども食堂」などと連携した学習支援の拡充と、行政による正確な実態把握を提案しています。
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