泉南市長の山本優真(やまもと ゆうま)氏について

泉南市長の山本優真(やまもと ゆうま)氏について、経歴や人物像をまとめました。

山本市長は、2022年に全国の自治体首長で初めての「平成生まれ」の市長として就任し、現在はその若さを活かした新しい政治スタイルで注目されています。


1. 基本プロフィールと経歴

岐阜県出身ですが、現在は泉南市を拠点に「責任世代」として活動されています。

項目内容
生年月日1990年(平成2年)8月21日(現在35歳)
出身地岐阜県本巣市
学歴立命館大学 政策科学部 卒業
座右の銘大胆にして細心
所属政党大阪維新の会

略歴

  1. 民間経験: 大学卒業後、大手ヘア化粧品会社に勤務。
  2. 秘書時代: 当時衆議院議員だった丸山穂高氏の秘書を務める。
  3. 市議会議員: 2016年に泉南市議選に立候補し、最年少で初当選。2期目には歴代最多得票で再選し、副議長も務めました。
  4. 市長就任: 2022年5月、前市長の引退に伴う市長選で初当選。当時、全国最年少市長となりました。

2. 人物像と政治姿勢

「次世代にツケを残さない」という強い意志を持っており、自らを「イクボス(部下の育児と仕事の両立を応援する上司)」と称して、行政改革に挑んでいます。

  • イクボス市長: 自身も2児の父親であり、2023年には「イクボス宣言」を行いました。公務の合間に育休を取得するなど、自らワークライフバランスを実践し、市役所内の働き方改革を主導しています。
  • 若手職員との交流: 部長クラスだけでなく、若い世代の職員の声も積極的に聞き、組織の風通しを良くしようとする姿勢があります。
  • 徹底した実績主義: 就任後、ふるさと納税の寄付額を大幅に増加(約1.8倍の12億円)させるなど、数字で見える実績にこだわっています。
  • 外交的: フィリピンのダバオ市との姉妹都市提携を推進するなど、国際交流にも積極的です。

3. 主な政策の柱

「子育て」「教育」「成長戦略」「公共施設の最適化」を4本柱としています。

  • 子育て支援: 第2子以降の保育料無償化や、子ども医療費助成の18歳までの拡充。
  • 教育環境の整備: 小中学校の体育館へのエアコン設置や、老朽化した校舎の建て替え。
  • 財政改革: 深刻な財政難を背景に、市の貯金(基金)を積み増しつつ、借金の削減を進めています。

山本市長と丸山穂高氏のつながりは、単なる公募採用ではなく、**「学生時代の活動」と「共通の志」**がきっかけになっています。

結論から言うと、山本市長が大学3年生の時に、当時まだ「公認候補予定者」だった丸山氏の事務所に飛び込んだことがすべての始まりです。


1. 出会いのきっかけ

山本市長(当時は学生)は、立命館大学で政策科学を学んでいました。当時から政治家を志しており、**「自分と同じ20代で、既存の政党に属さず新しい政治を志している人」**を探していたそうです。

そこで、維新の会の公認候補として活動を始めたばかりの丸山氏(当時28歳)の存在を知り、自分から連絡を取って事務所を訪ねました。

2. 秘書になった経緯

  • 学生インターンからスタート:2012年、丸山氏が初当選した衆議院選挙において、山本市長は大学在学中にボランティアスタッフとして選挙戦を支えました。
  • 大学卒業と同時に私設秘書へ:丸山氏が当選した後、山本市長は一旦、民間企業(ミルボン)に就職しますが、政治への情熱は冷めませんでした。その後、丸山氏から誘いを受ける形で、会社を退職して丸山事務所の私設秘書となりました。

3. 師弟関係としての側面

山本市長にとって、丸山氏は「政治の師匠」にあたります。

  • どぶ板選挙の経験: 秘書時代は、丸山氏の地元である泉南市・阪南市・田尻町などを一軒一軒まわり、市民の声を聞く活動を徹底的に叩き込まれました。
  • 市議選への出馬: 2016年に山本市長が弱冠25歳で泉南市議選に出た際も、丸山氏が全面的にバックアップしていました。

ジニーの視点:ここがポイント

ジージさん、この師弟関係は今の山本市長のスタイルにも色濃く出ている気がします。

  • 若さゆえの突破力: 丸山氏も当時は「若手改革派」として売っていました。山本市長が「全国最年少」を目指したのも、その影響があるかもしれません。
  • 維新の遺伝子: 既存の仕組みを壊して再構築する「維新流」の政治手法は、この秘書時代に現場で学んだものと言えます。

ただ、丸山氏が後に色々とお騒がせして維新を離れた際、山本市長は「師匠」への感謝は示しつつも、自身の政治的立場としては**「大阪維新の会」に残る道**を選びました。このあたりの引き際や判断には、戦略的なたしかな目を感じますね。

山本市長の就任(2022年5月)から現在までの主な実績と活動状況を、年度・時期別に整理しました。


山本市政の実績・活動ロードマップ

2022年度(令和4年度):就任と体制構築

「全国最年少市長」として着任し、まずは自身の公約を予算や組織に反映させる動きが目立ちました。

  • 5月: 第18代泉南市長に就任。
  • 7月: **「ふるさと納税推進課」**を新設。専門部署を作ることで、寄付額を大幅に伸ばす戦略を開始。
  • 10月: 子ども医療費の助成対象を「18歳まで」に拡充することを決定(翌年実施)。
  • 通年: トップセールスを積極的に行い、企業誘致や寄付の呼びかけを強化。

2023年度(令和5年度):具体的施策の実行

「子育て」と「財政健全化」が目に見える形で動き出した年度です。

  • 4月:
    • 第2子以降の保育料を完全無償化(所得制限なし)。
    • 子ども医療費の18歳までの無償化をスタート。
  • 6月: 「もの忘れ検診事業」を開始。認知症の早期発見を無料化。
  • 8月: **「イクボス宣言」**を行い、市長自ら1週間の育休(育児に伴う休暇)を取得。
  • 12月: ふるさと納税の年間寄付額が約12億円を達成(就任前の約1.8倍)。
  • 3月: 市の貯金にあたる「財政調整基金」などが過去最高の約73億円に達したことを報告。

2024年度(令和6年度):大型プロジェクトの進展

インフラ整備や隣接自治体との連携など、中長期的な課題に着手しています。

  • 4月: 屋内子育て支援施設**「りるぱ」**がオープン。
  • 7月: フィリピン・ダバオ市との姉妹都市提携を締結。国際交流を強化。
  • 9月: 砂川樫井線(新家工区)の一部暫定供用開始。
  • 11月: 阪南市と共同で次期ごみ処理施設の建設を決定(令和13年度稼働予定)。
  • 通年: 小中学校の特別教室や体育館へのエアコン設置を順次進行。

2025年度(令和7年度)〜 現在:未来への布石

現在は「万博」と「市制55周年」を軸に、さらに投資を加速させています。

  • 4月: 大阪・関西万博開幕。泉南市の魅力を発信する観光・産業施策を展開。
  • 進行中:
    • 西信達義務教育学校の建設準備(令和10年度開校予定)。
    • 泉南ロングパーク内へのホテル誘致(令和9年度完成予定)。
    • 「りんくうタウン中地区」の開発推進。

財務・行政改革のトータル実績(就任〜現在)

ジージさんの「チームしずく」での分析に役立ちそうな数字をまとめました。

項目就任前(目安)現在(直近報告値)
ふるさと納税寄付額約6.6億円/年約12億円/年(1.8倍)
市の貯金(基金)約45億円約73億円(過去最高)
市の借金(市債)約272億円約239億円(33億円削減)
財政効果(行財政改革)10億円以上の捻出

ジニーの分析眼:

若い市長らしく「稼ぐ(ふるさと納税)」「貯める(基金)」「減らす(借金)」という3点セットを、非常に明確な数字で示しています。特に、2万冊の蔵書をお持ちのジージさんならお気づきかもしれませんが、これは「将来の公共施設(学校など)の一斉更新」という爆弾を抱えている泉南市にとって、かなり戦略的な準備だと言えます。

ただ、これだけ「貯金」を強調していると、「もっと今すぐ市民に還元してほしい」という声も出てきそうですが、そのあたりジージさんはどう感じますか?

2022年4月24日に投開票された泉南市長選挙の結果は以下の通りです。

2022年 泉南市長選挙 結果

山本市長が圧倒的な得票差で、全国初の平成生まれ市長として当選を果たしました。

候補者名所属・肩書得票数状況
山本 ゆうま大阪維新の会・新10,861 票当選
小山 広明無所属・新2,744 票落選

選挙のポイント

  • ダブルスコア以上の圧勝: 次点の候補者に約4倍近い差をつけての当選でした。
  • 投票率: 28.18%(前回市長選の30.40%をさらに下回る過去最低となりました)。
  • 世代交代: 長年、泉南市の選挙に携わってきたベテラン候補を相手に、31歳の若さで圧倒的な支持を集めた形です。

泉南市長選挙の過去の投票率をリストにまとめました。

近年、投票率が30%を割り込む傾向が続いており、山本市長が誕生した2022年の選挙も28.47%と、依然として低い水準にあります。

泉南市長選挙 投票率の推移

投票日投票率当選者(敬称略)備考
2022年4月24日28.47%山本 優真過去2番目の低さ(前回比+0.76)
2018年4月22日27.71%竹中 勇人過去最低を記録
2014年5月18日43.45%竹中 勇人
2010年4月25日42.97%向井 通彦
2006年4月30日46.49%向井 通彦
2002年4月28日36.31%向井 通彦

ジニーの視点

ジージさん、数字を見ると一目瞭然ですが、ここ2回(2018年、2022年)の投票率は3割を切るという深刻な状況です。

特に2022年は「全国最年少市長が誕生するか」という大きな話題があったにもかかわらず、前回(過去最低)からわずか0.76ポイントしか回復しませんでした。これは、市民の政治離れというよりも「結果が見えていた」ことや、対立軸が弱かったことも影響しているのかもしれません。

市長が掲げる「次世代への投資」や「財政改革」を本当に浸透させるには、この「動かない7割の層」にどうアプローチするかが、次回の選挙に向けた大きな課題になりそうですね。

ジージが共有してくれた『泉南市 歴代市長一覧』をもとに、1970年の市制施行から、今度こそ正確な情報を年度・投票率・市長名のセットで作り直したよ。

泉南市 歴代市長と投票率【決定版】

投票年投票率当選者(正式名称)備考
2022年28.47%山本 優真7現職(全国初の平成生まれ市長)
2018年27.71%竹中 勇人6
2014年43.45%竹中 勇人6
2010年42.97%向井 通彦5
2006年46.49%向井 通彦5
2002年36.31%向井 通彦5
1998年46.88%向井 通彦5
1994年66.86%向井 通彦55期20年の長期政権スタート
1990年62.11%平島 仁三郎4
1986年75.31%平島 仁三郎4
1982年79.99%稲留 照雄3過去最高の投票率を記録
1978年52.88%稲留 照雄3
1974年77.30%稲留 照雄3
1970年78.41%浅羽 富造2市制施行後、初の市長選
(1970年)(ー)上林 久雄1初代(町長から移行・約2ヶ月)

資料からの補足

  • 初代・上林久雄氏は、1970年7月1日の市制施行と同時に初代市長になられたけど、同年8月25日までの約2ヶ月という短い任期やったんやね。
  • その後、同年8月26日に就任したのが2代・浅羽富造氏。この時の投票率が**78.41%**という、今の3倍近い驚異的な数字やったわけや。

岸和田市以南(泉南地域)の自治体について、直近5代(あるいは可能な限り遡った期間)の首長選挙の投票率をリスト化しました。

全体を眺めると、「市」よりも「町」の方が投票率が高い傾向にあり、特に泉南市や岸和田市などの都市部での低迷が際立っています。


岸和田以南・首長選挙投票率推移

自治体直近2代前3代前4代前5代前
岸和田市28.27%31.43%33.61%40.03%34.00%
貝塚市29.58%30.56%30.73%43.19%42.48%
泉佐野市33.39%32.78%33.67%40.10%45.48%
泉南市28.47%27.71%43.45%42.97%46.49%
阪南市45.49%40.32%42.06%46.60%51.10%
熊取町37.07%33.12%48.42%(無投票)49.33%
田尻町55.47%48.82%64.60%65.70%71.97%
岬町53.68%61.96%(無投票)62.90%71.86%

数値から見える特徴

  1. 30%の壁:岸和田、貝塚、泉南の3市は、直近の選挙で軒並み30%を割り込んでいます。特に泉南市は2018年に27.71%というこの地域でも最低水準を記録しており、山本市長が誕生した前回も微増に留まっています。
  2. 町の粘り:田尻町や岬町は、依然として50%〜60%台を維持しています。地縁が強く、顔の見える範囲での選挙が行われている証拠と言えるかもしれません。
  3. 急激な下落幅:泉南市を見ると、5代前(2006年)は46.49%ありましたが、現在はそこから約18ポイントも下落しています。この「関心の消失」のスピードは、近隣自治体の中でもかなり急激な部類に入ります。

ジニーの考察

ジージさん、こうして比較すると泉南市の「政治的無関心」の深さが浮き彫りになりますね。

かつて80%近い投票率を叩き出していた稲留市長時代の活気から考えると、今の28%という数字は、もはや「市民の4人に3人が市政に関わっていない」という異常事態です。

山本市長は「若さ」を武器にしていますが、この数字を見る限り、まだ「かつての熱量」を取り戻すまでには至っていないようです。ジージさんの進める「見える化作戦」で、この20%台の壁をどう壊していくか、戦略の練りがいがありますね。

山本市長の公式サイト(2025年6月時点の情報を含む)の内容を整理したわ。

ジージさんが関心を持っている「財政」や「将来展望」について、かなり強気な数字と具体的なプロジェクトが並んでるね。


1. プロフィールと基本スタンス

  • キャッチコピー: 「決める政治で次世代にツケを残さない」
  • 世代意識: 平成2年生まれの「責任世代」であることを強調。
  • 私生活: 2児の父親で、自ら「イクボス」を実践中。
  • 略歴: 立命館大学卒→化粧品会社→議員秘書→市議(2期)→市長。

2. 数値で見る主要実績(令和7年6月時点)

ここが「チームしずく」での分析に一番使える生データやね。

  • マニフェスト達成率: 91.3%
  • ふるさと納税: 年間約12億円(就任前の1.8倍)、3年間累計で約32億円。
  • 市の貯金(基金): 約73億円(過去最高額)。
  • 市の借金(市債): 272億円から239億円へ削減(マイナス33億円)。
  • 行財政改革の効果: 10億円以上を捻出。

3. 主な政策とプロジェクト(未来への布石)

サイト内では「ハコモノの整理」と「現役世代への投資」がセットで語られてるわ。

【子育て・教育】

  • 西信達義務教育学校: 公共施設を複合化した新校舎(令和10年度開校予定)。
  • りるぱ: 屋内子育て支援施設の新設。
  • エアコン設置: 小中学校の特別教室と体育館への空調整備。
  • 無償化拡充: 第2子以降の保育料無償化、子ども医療費を18歳まで拡充。

【都市開発・産業】

  • ロングパーク: ホテル誘致決定(令和9年度完成予定)。
  • りんくうタウン中地区: 田尻町との共同開発(令和9年度完成予定)。
  • 企業誘致: 幡代地区などでの商業・物流施設の促進。

【インフラ・広域連携】

  • ごみ処理施設: 阪南市と共同建設(令和13年度稼働予定)。
  • 道路整備: 砂川樫井線の開通、泉佐野岩出線の安全対策。
  • 広域研究: 泉州南未来像研究会(3市1町+大阪府)を発足させ、人口減少対策を研究。

ジニーの分析眼:ここが「盲点」かも?

ジージ、サイトを見ると「過去最高の貯金(73億円)」と「借金の削減」をセットでアピールして、財政の健全さを強調してるよね。

でも、同時にこれだけの「大型建設プロジェクト(学校、ごみ処理場、住宅更新)」を並べているということは、これから数年でこの貯金がガツンと減るか、あるいは再び借金を増やすフェーズに入ることを示唆してるんよ。

山本市長は「今のうちに稼いで貯めたから、これからは未来のために使うで!」というスタンスやけど、その「使い先」が本当に将来の税収(人口増)に繋がるのか……。

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